今回は副業の中でも比較的取り組みやすいライティング、つまり記事作成の副業のお話になります。主にウェブサイトやブログの記事作成を行う副業ですが、稼ぐ人によっては月100万円以上の収益を上げている人もいます。
ライティングはウェブサイトの記事作成が中心ですが、ブログ記事、体験談、サービスの比較記事、DMやメルマガ作成、シナリオ、脚本、資料作成など様々な案件があります。
この記事を簡単にまとめると
- ライティングは記事作成を行う副業
- 文章を書くのに慣れは必要なものの、パソコンのみあれば始めることが出来るので参入しやすい副業のひとつ
- 記事単位あるいは文字数で収益が決まるため、作業しただけ収益になる
- 仕事はクラウドソーシングサイトで探すのが一般的
- 収益を上げていくためには発注者に認められ、継続的に仕事を依頼されるようになるのが近道
目次
ライティング(ライター)の仕事の流れ

このサイトは、管理人自らライティングを行っていますが、他に運営してるサイトやブログでは外注のライターさんにお願いして記事作成しているものも多数あります。
今回は発注者側の立場からライティングの仕事について解説していきます!まずはライティングの仕事の流れから見ていきましょう!
基本的なライティングの仕事の流れは以下の通りとなります。
①クラウドソーシング系サイトで、単価や納期などの条件を基に仕事を探す
②採用された場合、発注者の指示やマニュアルに沿って記事を書いて納品
③問題があった場合、指示通りに修正して再納品、報酬を受け取る
あとは①~③を繰り返す形ですが、記事を発注する側も1記事のみお願いしたいということは少なく、できれば継続的に発注を掛けたいと考えます。これは外注ライターを探す手間を減らしたいという理由からですが、ライター側からしても継続して仕事を受注できれば収益に繋がっていきます。
ライターの副業を募集しているサイト
クラウドソーシング、つまりネット上で完結できるタイプの仕事をまとめているサイトはいくつもありますが、仕事数を考えても、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラの3社に登録しておけば大丈夫です。
発注する側も使用しているサイトが異なるため、登録自体は無料なので複数のサイトに登録しておくことをおすすめします。
クラウドワークス
ライティングを含め、クラウドソーシング系のサイトとしては最も有名なサイトの1つで、案件数が多く、仕事を探しやすいのがメリットです。まず最初はこちらから登録して案件を見てみるといいでしょう。
ランサーズ
クラウドワークスと同様、ライティングの副業をする人が多く登録する有名サイトです。案件数が豊富ですが、文字単価やAI判定による仕事ランク(価格が適正かどうか)など細かい条件で探すこともでき、案件のミスマッチを防ぎやすいのがメリットです。
ココナラ
こちらも有名なクラウドソーシングサイトです。ココナラの特徴は、他のサイトと同様に仕事を探すこともできますが、自分からスキルを販売することができるという点です。つまり自ら「ライティング5記事、15000円で対応します!」といった出品が可能ということです。
ライター案件を探す場合、色んな案件に対して応募する必要がありますが、条件の良い案件は募集も多く、採用されるとも限りません。一度出品しておけば発注者側から応募して貰える可能性があるため、並行して出品しておくのもいいでしょう。
ライターの収益性について いくら稼げる?

ライターの仕事はやればやるだけ収益に繋がりますし、ライティングのみで生計を立てている人も大勢います。ではライターの収益性について詳しく見ていきましょう!
文字単価・記事単価で収益性が異なる
ライターの仕事はほとんどの場合、1記事あたり〇〇円、あるいは1文字あたり〇円といった形で募集されています。
当然ながら単価の高い案件を積極的に受注すれば、それだけ収益も上げやすいです。評価の少ない初心者を狙い、単価を非常に低く設定している発注者も少なくありませんが、そのような案件を受けても仕方がないので、できるだけ避けるようにしましょう。
1時間で何文字くらいの記事を書けるか
記事作成のスピードは収益に直結します。1時間で1000文字しか打てない人と、1時間で3000文字打てる人では当然収益性も異なりますし、誤字脱字や不自然な表現を使てしまうなど、修正が多く必要となってしまえばその分、時間が掛かってしまうので収益性は下がります。
慣れていない人だと、1時間に1000~1500文字程度しか書けないことも珍しくありませんが、ライティングを本業とするような人になってくると1時間で3000~5000文字程度は書けるようになってきます。
ただし、これもまた発注条件次第で収益性が異なり、記事に載せる画像や表をライター側で用意しないといけなかったり、ライティング前に調べる量が多かったりするような案件は時間が掛かるため、案件選びも重要になります。
月10万円稼ぐためには?
仮に文字単価1円、3000文字の記事で3000円となりますが、1日2記事納品していければ月16日の稼働で完了します。1時間1500文字程度の仕事量だと考えれば月に約66時間の作業となります。
ライティングの能力が認められれば、単価1.5円、2円、3円…と高い案件も受注できるようになりますし、ランサーズの認定ランサーなどは文字単価5円以上、あるいは1記事数万円といった企業案件などを任されることもあります。
副業ライターのメリットとデメリット

ライターのお仕事に関して、ある程度分かったところで、では副業としてのライターのメリットとデメリットについてまとめていきます。
副業としてのライターのメリット
・パソコンさえあればどこでも仕事ができる
・時間に縛られない
・自分の知識にあった案件を探すことができる
・数をこなすことでライティングスキルが向上
・スキル次第で高収益(月100万以上)も可
大きなメリットとしてはこのようなところでしょうか。育児をしながら夜中に作業をするような主婦の方もいますし、朝早起きして1~2時間ライティングを行うようなサラリーマンの方もいます。昼休憩などのスキマ時間を作業にあてても良いでしょう。
先にも述べたように、案件次第では本業以上に稼ぐこともできるようになりますし、ライティングの仕事自体が無くなることもないでしょう。
副業としてのライターのデメリット
・案件受注までに時間が掛かりやすい
・仕事のしやすさは発注者次第
・慣れていないと記事作成に時間が掛かる
条件の良い案件ほど募集が来るので、必ず採用されるとも限りませんし、受注するために複数の案件に応募し、発注者とのやりとりが必要というのはデメリットと言えるでしょう。ただ、継続して仕事を発注して貰えるようになればこの点は解消されます。
またこれまで記事作成をしたことが無い人にとっては、慣れるまで時間が掛かるでしょう。
ライターに向いている人と向かない人
まず、最低限仕事としての自覚を持てない人には勤まりません。
納期の管理もそうですし、十分なクオリティの記事を納品するだけの技術や向上心も必要です。発注者側との円滑なコミュニケーション、報告、連絡、相談がしっかりできないといけないのは言うまでもありません。
ライターの仕事のほとんどは、お互いの顔も見ずに完結してしまいます。それゆえに軽く捉えてしまう人も多く、発注者の指示を守れなかったり、突然音信不通になったり、あるいは理由を付けて一方的に仕事をキャンセルするようなライターも多いのが実情です(家庭の事情で仕事ができなくなりましたとキャンセルするライターは本当に多いです…)。
最悪な発注者に当たってしまう可能性も無くは無いですが、やはり仕事としての自覚を持てない人には到底勤まりませんので、もしライターを副業として行いたいのであれば、そのあたりはしっかりと認識を持って臨んでいただければと思います。
逆に言ってしまえば、仕事としてしっかりこなすことが出来る人であれば、ライターの仕事は向いています。もちろん文章を書いたり、タイピングに得手不得手はあるでしょうが、それは継続していけば自然と向上します。
ライティングの仕事受注を効率化する

発注者側も、沢山くる応募の中から選別しなくてはいけません。できるだけ優秀なライターさんを囲いたいというのが本音ですので、それを踏まえ、応募をテンプレート化して効率化を図りましょう。
募集した案件の全てを受けられるわけではもちろんありません。なんなら10件応募して1件も通らなかったなんてことも珍しくはありませんが、それはそもそも応募の仕方を間違えているだけです。
発注者としては何人もくる応募者の中から、実際に仕事をお願いする人を選ばなければいけませんが、1人1人と何回もメールの往復をするほど面倒なことはありません。そこで応募文章は要領を踏まえた上で、先に作り込んでテンプレート化してしまいましょう。
応募文章のテンプレート例
ご担当者様
〇〇と申します。掲載されていたライターの募集に応募させていただきたくご連絡差し上げました。
ブログ運営経験は3年、ランサーズでのライティング経験は1年ほどで、現在は専業主婦をしつつライターを行っています。以下簡単なプロフィールとなりますので参考にしていただければと存じます。
・氏名:〇〇〇〇
・年齢:28歳
・性別:女性
・職業:専業主婦・ライター
・作業可能な時間帯:平日10~20時頃 (急ぎであれば土日も対応可)
・連絡可能な時間帯:8~24時の間であればご連絡可能です
・得意ジャンル:美容/健康/転職を得意としていますがどのジャンルも対応可能です
今回募集されていた案件に関して
3000文字の記事でしたら、1日3記事程度は遅くとも翌日までには作成可能です。〇〇に関する記事は、以前にもライティング経験があります。
また、参考までにこれまで作成した記事の一部と、運営しているブログのURLを添付させていただきます。
・https://〇〇〇〇.net
・https://〇〇〇.com/〇〇〇
それではお忙しい中とは存じますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
〇〇 〇〇
テンプレートの解説
少し堅苦しいですが、ビジネスメールのように丁寧であれば信用に値するでしょう。
よく「応募見ました!詳細教えてください!」といったメールを送ってくるような方もいますが、そういった応募者に何往復もメールでやりとりするのは非常に手間なわけです。
また、発注者側が必要とするような情報はなにかを考え、先に伝えてしまうのも大事なことです。上記のようなテンプレートであれば、発注者側としては参考に添付したURLを見て判断だけしてしまえば、あとは簡単なやり取りでスムーズに発注が可能でしょう。
もし公開可能なURLや過去に記事を作成したことが無い場合、アメブロなどの無料のブログやnoteなどのサービスで記事を書いてみてもいいでしょう。いずれにせよ、発注者側が選別しやすいように配慮することが大事な訳です。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はライターのお仕事についてまとめてきました。
参考までに、今読んでいただいているこの記事で約5000文字となります。かれこれ10年以上サイト運営をしているので、記事作成は慣れている部分もありますが、作業時間は全体で約90分でした。
これが文字単価1円だとしても時給換算で約3300円になるわけですが、僕自身、特にライティングを習ったこともありませんし、全て独学です。慣れてくれば十分に稼げる副業の1つなので、検討している方は試してみるのもいいかと思います。